血液検査のシーズンCRPの数値は大切です

 

春は血液検査のシーズンになります。
慢性炎症に関わるCRPの数値ご存知で
しょうか?

生涯現役で行きたいと思っていらしゃる
あなたにとって、大切な検査値ですので
今回お話しさせて頂こうと思いました。
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CRPは慢性炎症が分かる検査です。

慢性炎症ってあなたは何を想像しますか?
慢性炎症の反対は急性炎症ですね。

急性炎症と慢性炎症との違いのイメージは、
なんと無くお分かりでは無いでしょうか?
慢性炎症と急性炎症についてすこしお話し
してみますね。

急性炎症は外から侵入した菌やウィルスに
よって起こされた炎症で、治そうとすれば
治せて元の身体に戻ることが出来る炎症です

慢性炎症腸内に増えた毒素(主に大腸菌
によって起こされた炎症で、自覚症状はほと
んど無く長く続く弱い炎症です。

慢性炎症はほっておくと大変な炎症です。
臓器が機能しなくなり慢性炎症が起きた
臓器は元に戻れません。


慢性炎症生活習慣病、がん等の様に加齢
により発病が影響を受ける疾患に共通して
関わっています。

慢性炎症を引き起こすのは大腸菌より産生
されるLPS(リポポリサッカライド)です。
60歳位からLPSは増えだします。

便臭
がくさくなったり、便秘がちになったり
てきたら要注意です。老人の便秘と言う言
葉も有ります。


あなたが便秘気味であったら、あなたの腸
は悪玉菌が優勢と言う事です。慢性炎症が
知らず知らずの内に進んでいく事が心配で
す。

下剤服用で便秘が無くなっても、有益菌が
増える訳ではありません。むしろ便と一緒
に有益菌が排泄されてしまいます。

 

便秘薬では腸の真ん中の便だけが排便さ
栄養を吸収する絨毛の間にたまって
いる宿便は取れません。ちくわ便です。

 

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下剤服用でなく、自然の便通がつくように
腸内有益菌を増やす様にしましょう。

腸内細菌のバランスは善玉菌20%と悪玉10%
日和見菌70%になっている時が一番良い腸
の環境です。


日和見菌は善玉菌と悪玉菌の優勢の方につき
ます。
菌の世界も人間の世界も同じと思いま
せんか。


慢性炎症が起こりやすい場所は毛細血管が、
たまりになって出来ている臓器で多く起
こります。


下記の場所は 慢性炎症が特に起こり易い
場所です。
しかし、
慢性炎症は身体中、
何処でも起こります。

 

****************
糸球体(腎臓で尿を濾過する)

肺胞 (酸素と炭酸ガスを交換する)

肝臓 (グリコーゲンの貯蔵と解毒)

甲状腺甲状腺ホルモンの分泌)
****************

 

炎症が起きると、白血球が炎症を処理し易
いように、目印を付けます。その目印が
CRPです。検査表でCRPを見て下さい

 

【重要】
血液検査でCRPが高かったら慢性炎症が進
んでいて、悪玉菌である大腸菌も多く存在
毛細血管の流れ
も悪いと言う事です。

その結果、今は体調の変化を感じていなく
ても、将来生活習慣病・がん・透析・肝臓病

甲状腺などの疾患につながる心配が出てきま
す。

すでに疾患がある方は、1日も早く腸管免
疫を正常にするように腸内細菌のバランス
を正しくするようにまずは食事を変えて下
さい。

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悪玉菌が多くなるのは、現代の食生活に原
因が有ります。蛋白質、脂質、炭水化物
摂りすぎが大きく影響します。

 

 水溶性食物繊維、不溶性食物繊維、醗酵食
品、緑黄色野菜、キノコ、海藻、青魚、オ
メガネ3の油(生で食べる)オメガ9の油
(加熱できる)等の食材をを多めに摂る。

 

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肉は油脂を除去して少なめに摂る。糖質は
出来るだけ少なめに摂る。菓子類は摂り過
ぎないか出来れば摂らない様にして下さい。

現在便秘気味の方や生活習慣病など体調の
問題がある方は、上記の様な食事に変えて
頂く事は非常に大切です。

しかし、身体に症状がすでにある方は、食
事だけで腸内細菌のバランスを整える事は
難しいと思います。腸の中でも小腸の免疫
バランスをとる事が重要です。

気になる方、ご相談のお有りの方はFBメッ
センジャーでご連絡頂くか,下記にご連絡頂
けますでしょうか。

まました薬局 TEL 0465-74-3393

       FAX 0465-74-3804

        薬剤師 渡辺美恵子

 子宝カウンセラー指導士
         

 

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ここまで、お読み頂き有難うございました 。

皆様の健康とご多幸を祈念しております。

出会いに感謝しております。